「「「「「おめでとーっ!!」」」」」
誕生日なんて、忘れてた。
「あ、ありがと…」
颯のことで頭が一杯で…
でも、自分の誕生日まで
忘れるなんて。
「でも、なんで大輝さんまで?」
営業準備しなくていいの?
ていうか、なぜ学校に?
「麗ちゃん誕生日なの言ってくれねぇんだもん。
夏帆ちゃんたちが教えてくれたから良かったけどさぁ」
質問の答えになってないよ?
……まぁ、いいか。
「ねぇ、麗?今日も一ノ瀬先輩のとこ行くんでしょ?」
「え?あぁ!そうだった!」
せっかくみんな集まってくれたけど
これだけは外せない。
でも、もう時間が……。
「麗ちゃん、今日バイト休みでいいよ。ゆっくりしておいで」
「え、でも…」
「誕生日にバイトなんて………女子高生でしょ麗ちゃん」
う゛……
「あ、ありがとうございます」
今日はお言葉に甘えよう。

