「余計な心配って?」 「夏帆?」 「あんたが困ってる時に心配もしちゃだめなの?」 「ちが、そういうことじゃ…」 「別に言いたくないことは言わなくていいよ。無理に聞きもしないし、でも…そういうのは別でしょ?心配くらいさせてよ」 夏帆…。 「夏帆の言うとおり。別に迷惑なんて俺ら思わねぇし」 翔君がそう言って瞬も山都も頷いていた。 「ごめん…あたし…」 「はいはい、そういうのは後にしてくれる」 人がみんなのあたたかさに 感極まっているときに 口を挟んだのは颯。