最愛〜最高の涙を君と…〜







「昨日はお泊まりだったんだ?」




あたしは思わず飲んでいた
ジュースを吹き出しそうになった。

そして瞬は吹き出した。




「ちょっと瞬、汚い」

「てめっ、夏帆っ!」




今はお昼休み。
いつも通り4人でご飯を食べている。
もちろん瞬もいるわけで。




「で、お泊まりだったんだ?」



空気を読まずに
なおも聞き続ける夏帆。




「ち、ちがう!…ちがわないけど」



でも違うんだ。
夏帆たちが想像しているようなことは
断じて一切神に誓ってない。