「そっ!」 「ん?」 「そんな馬鹿な…」 そんなこと あるわけない…。 「ねぇ、麗ちゃん?」 「はい?」 「颯のこと好き?」 「えっ!な、なんで…」 「ははっ、分かりやすすぎ」 「いや、あの…」 あたしってそんな 分かりやすい? っていうか、なんでいきなり… 「ねぇ、ちょっと話そうか」 そう言って足を止め、 すぐそこにある公園を指さした。