「いや、その…どっちかと付き合ってるとか…」



夏帆の態度に急に
オドオドし始めた女の子たち。



「だったら?」



夏帆は気が強い。



「あ、えっと…」

「私か麗、どっちかが瞬と付き合ってたとして、それを聞いてどうするの?嫌がらせでもするつもり?」



夏帆の表情は読み取れないけど
目の前にいる女の子達の顔は
真っ青だった。