最愛〜最高の涙を君と…〜






「へ?」



瞬の顔は真剣。

何か大事な話でも
あるんだろうか。




「話あるから」

「でも、もう…」



そろそろチャイムがなる。




―――――――――グイ




「え…」




瞬に腕を掴まれそのまま教室の外へ
連れて行かれた。








「ちょ、瞬?どこ行くの?」

「…………」







瞬は何も答えずに
ただあたしを引っ張って
歩くだけだった。