おかしい、絶対おかしい。
なんであたしが寂しいなんて…。






「…………」




颯と繋いでいた方の手を見て
タメ息をついた。








―――――――――ピンポーン





こんな時間に誰だろう?
まぁ、大体検討はつくけど。






「はい」

「「麗!!!!!!どういうことだよバイトって!!!!」」

「瞬、翔君………」





扉を開けた瞬間
ちょっと怒り気味の2人。



その後ろには両手を合わせて
ごめんと口パクで言っている
夏帆がいた。




うん。颯と鉢合わせなくて良かった。