下の階段を降りると、大広間に出た。
いかにも高級そうな、カーペットが敷かれていてガラスの机を囲む様に皮のソファが配置されている。
そしてそのソファには三人の男が、入ってきた私達を食い入る様に見つめていた。
見覚えのある男達だった。
そうだ、昨日セイさんと一緒に居た人達だ。
私は慌てて、三人の腰掛けるソファに駆け寄って頭を下げた。
「昨日は本当にありがとうございました!」
「そんな、かしこまらないでいいよ。」
優しくて、聞いてて心地の良い爽やかな声が、耳に入った。
緩くパーマのかかった茶髪に、優しそうなニコニコと笑顔を浮かべる男の人。
この人が、爽やかな声の持ち主だ。
「俺、ヒョウって言うんだ。これから色々ありそうだし、よろしくね。
…それと
こっちのむすっとした無愛想な二人組
赤髪に目尻にほくろがある方が蓮
銀髪に唇にほくろがある方が零ね。」
ツンツンとした髪の毛に、釣り目。
「ネコに似てますね。」
心の中で、考えていたことがポロリと口から零れる。



