「私と瞳を合わせたら、あなたの何かが奪われてしまいます…だから瞳を合わせないで…。」 美しい容姿に、このか細い声、折れてしまいそうな細い身体。 彼女に纏うオーラに儚さを感じた。 そして、無理矢理顔を前に向けさせた。 「…やめて下さい…っ」 思わず、藍色の濡れた瞳と、視線が合うと、同時に心が締め付けられる。 「もう手遅れってこと…か。」 お前に俺は全てを奪われた______