全部、私からだった。

慌てて取り繕うように微笑んで、

「悪い、ちょっと手こずって、遅くなった」

と、ベッドの上に乗り、足を投げ出して私の隣に座った。


そんなりっくんに、余計に腹が立った。

悔しくて、悲しくて、心が折れた。



それでも、なんとか平静を装い、

「どうする? ご飯」

尋ねながら、ベッドを降りようとした。

りっくんの近くに居るのが、嫌だった。


離れたいって、そう思った。



「ごめん、いいわ。なんか食欲ねぇ」

言ってりっくんは、すかさず私の手首を掴んで引き戻す。


強く握られたそこに、激しい痛みを感じて思わず顔を歪めた。



そんな私にはお構いなしで、りっくんは立てた膝の間に私を落とし、両腕で包んで閉じ込めた。