全部、私からだった。

「して、メチャクチャに。何も考えられなくなるぐらい……。

もう、何も考えたくない」


咄嗟に私、そんな言葉を口走っていた。




りっくんは、望み通り、

私の思考全てを吹き飛ばし、そして消し去ってくれた。