全部、私からだった。

「似合ってる、凄く。参るね、マジで。ウェディングドレスを着た多恵も見たくなる」

りっくんは照れ臭そうに苦笑しながら、意味深な事を言う。



「わかった。私の結婚式は、りっくんも呼んであげる」

わざと捻くれた言葉を返せば、

「意地張ってんなよ。多恵はウェディングドレス、誰の為に着たいんだよ? 言ってみろ」

またそんな意地悪を言う。



「私は……私はウェディングドレス、りっ……」




最後まで言い終える前に、私の口はりっくんのそれで塞がれた。