真っ直ぐに わたしを見てくれる視線が カッコいいなんて 思ってしまうわたしは、 本当にバカなんだと思う。 「もう1度、 深久に見てもらえるように 好きになってもらえるように 俺なりに頑張るから 俺の側に居て欲しい……。」 紛れもない、 透の今の本当の気持ちなんだと 真剣な目が語っていた。 そんなのずるい。 わたしにだって、 思ってることはあるんだよ。 『あのね、透』 「……ん?」 *