「深久っ?!」 頭が痛むのも忘れて 飛び起きた。 ベッドのそばに座って 俺の方を見ていたのは 紛れもなく深久だった。 「深久……なに?夢?え?」 理解できなかった。 何で深久がここに居るんだ? 『現実、だよ』 ハッキリと聞こえる深久の声。 「なんで……ここに?」 *