『会社の後輩……なの?』

「そう。

同じ部署で同じプロジェクトチーム。」


そ……

そんなに身近に居たんだ……


「深久、

まだ本郷くんのこと

好きでしょ?」

『……』


否定は出来ない。

嫌いになろうとしても

最終的に本気で嫌いには

なれなかったし

忘れることも出来なかった。


「本郷くんも……

たぶん同じ気持ちよ。」

『……え?』