それが当たり前になっていて 少し魔が差したのかもしれない。 何でも許してくれる。 いつの間にか そう思うようになっていた。 今回のことも。 そんなわけないのに。 しばらくして 電話がかかってきた。 「深久?!」 名前も見ずに出たけど それは間違いなく深久だった。 *