ー彼女は壊れていたー
美しく頭も良く何もかもが優秀な彼女は壊れていた。
ココロのどこかが壊れているのだ。
だから彼女は・・・••

-ジャンクガール-


~♪♪~♪♪~
「朝か・・・」
あぁ起きなければ・・・今日、学校か・・・ご飯食べよ‥‥いやその前に顔洗おう。
これが私の朝。
私、矢車 華子の朝だ。
濡れた顔を乾いたタオルで拭う。
鏡に写る私はいつもどうりの虚ろげな顔だつた。
人々は皆私のことを“壊れてる”と言う。
私は別に気にしない。
というか私は壊れてる。確かに。
なんだっけ?あの噂・・・なんか私が呪われてるとかいわれてたよな・・・
「呪われています」か・・・傑作。
いままで色々噂されてきたけど「呪われています」は初めてだわ。笑ったよ。
呪われるねぇ・・・私なんかを誰が呪うか教えてもらいたいよ・・・ばかばかしい。
ハァ・・・お腹減ってないのになぁ・・・シリアル食べなきゃ・・・


ー学校ー
「見て!!矢車 華子さんだ。・・・今日、来たんだ・・・」
「なんで来たんだろ!?」
ただ歩くだけでみんながじろじろ見てくる。
そしてひそひそヒソヒソなーんかしゃべってる。
ばかみたい。
次の噂はなに?
へぇ・・・すごいじゃん。
私が孤児院出身かぁ・・・誰が流したんだろう?
惜しいなぁ。半分当たりってトコかなぁ。
だっていまの親。
私の親じゃ無いからね。