和馬をシバいた帰りに職員室による。
授業で谷口先生に呼び出されたからだ。
職員室に入り、谷口先生の所に行った。
とことん絞られた。
最後にこう言われた。
「あ〜坂本、明日は絶対に休むなよ」
「何かあるんですか?」
「大事な授業があるからな、明日は絶対に来いよ」
「わかりました。」
「よし!、帰っていいぞ」
職員室を後にした。
職員室を出ると見たことがある女子生徒が前から歩いてきた。
「おっす!、元気だったか理奈」
「なんだ、アンタか」
このぶっきらぼうな女の子は池上理奈(いけがみ りな)、俺の幼なじみだ。
「アンタかって、どうした?」
「何が?」
「最近は妙に冷たくないか?」
「アンタの気のせいでしょ、そこどいてくれない」
「あぁ、ゴメン」
理奈は職員室に入っていった。
理奈も大変だな、1クラスの学級委員だもんな。
それにしても入学式が終わった後で俺に対する扱いが変わった気がするな。
まぁ、それは後で考えるか。
寮に帰ろう。
そして、俺は爆睡した。
いつもの日常(完)
