【雅花音side】
私達は教室まで一緒に行った。
「かーのーん!!」
「森ちゃん!」
「あんたも付き合ってるんじゃんやったね!!」
「うっ…うん…まーね…」
「どしたの?」
「何でもない…」
「そぅ?ほんとのほんと嘘ついてないよねぇ~」
「うん…」
「てかあんな超美形な男いたんだぁ~やるじゃん花音!!」
「そうかな…?!」
「うん♪だけどぉ~ひかるっちの方がめっさいいよぉー」
「そうなんだ…」
私は急に泣きたい気持ちになって泣き出した。
「かのん?!」
「ちょっと来てっ!」
私達はトイレに行った。
「あのねぇあのね~私偽りの恋3ヶ月はじめる事になっちゃったのぉ~」
「えっ…?」
「うち彼氏なんか欲しくないのにぃ~」
「じゃあどうして偽りの恋はじめるなんて言ったの?あんたは…馬鹿?」
「だってぇだってぇ」
「なによ…」
「可哀想だったんだもんー」
「何が?可哀想だったの?」
「俊くんがぁ~」
「あっそ…だからはっきり言う!俊くんには可哀想だけど…偽りの恋なんて出来ませんーってね!!分かった?」
「そんなこと言えないぁい」
「だったら偽りの恋3ヶ月する」
「やだぁー」
「どっちがいいの?あんたは…」
「どっちもやだぁ~」
「決めるのは自分自身だよ!!分かってる?」
「分かったぁ~」
私はいっぱい泣いた。泣きまくった。
「てかそんなに泣いたら可愛い顔が台無しだよ?ねっ?花音はすっごいかわゆぅなんだからっ!!新しい恋も見つけてと…ね?」
「うちわぁ恋なんてしないのぉ~」
「もったいないなぁ~花音もぅ大丈夫?」
「うん…」
「また辛かったらおいでね?」
「うん…いくぅ~だいしゅきぃ~森ちゃん~」
「よしよし!!戻ろうかっ!!泣いてると幸せ何処かに消えちゃうしね?!」
「うん…」
私達は手を繋ぎらながら教室に戻った。