【森ちゃんside】
「てかさぁ~次の面談花音じゃない?」
私は考え事をしていた。いつか美那に彼氏が出来たら…うちのそばを離れて行ってしまうんではないかと…。
「花音ちゃーん聞いてますかぁ~」
………………。
「花音?」
「はっはい?何森ちゃん?」
「やっぱり聞いてなかった…」
「何が?」
「次花音面談だよ?!知ってた?」
「あーそうだった…森ちゃん私行ってくるねっ!」
「バイばぁーい」
私は考え事をしながら教室を出た。
ていうかこの学校は無駄に校内がデカイ。迷いやすい。

面談場所まで行った。私はほんとドキ×2していた。
私はドアをノックして部屋に入り私は椅子に座った。
「雅さん…最近何かあったの?彼氏できたとか?!」
「出来てません…」
「だったら何故成績が落ちていってるの?」
「それは…」
「とにかくあなたは勉強だけをしていればいいの?それしか取り柄ないんだから…」
この先生うち嫌いだ…。小城恵梨奈先生…。この先生は全然使えないってことで有名な先生だ。
「ていうか先生は学生時代勉強できたんですか?」
「そっそれは関係ないことでしょう?あなたは今のままじゃ東大なんてほんと無理なんだからっ!受けるだけ無駄よ?」
「そんなこと先生に関係ないでしょ?だったら?失礼しました…」
「ちょっと待ちなさいっ!雅さん」
私は相当ムカついて部屋から出た。

「やっと教室前についたぁー」
何だか中が騒がしい…。うちがいないせいか?委員長の私が…。全く困った人達だ。
私は教室の中に入ろうとしたが辞めてドア少しが空いていたから隙間を覗いて見た。そしたら美那とひかるっちくんがいた。
「森ちゃん…俺さ…森ちゃんの事がずっと好きだった!付き合ってくれ…ずっと俺お前が雅といてコクれなかったんだよ…」
はっ?あいつ美那に何言ってんだ?私は思った。
「えっ…?!ほんと?」
「あぁ…」
「うちも好きだよ…」
クラスのみんなが野次馬だった。
私は教室に入った。クラスのみんなは私の方を睨んで来た。
「森ちゃん…良かったね!!」
私は教室から走って出ていってしまった。
「かのんっ!!」
悲しくて辛くて幸せな気持ちで…気が付くとそこは屋上だった。しかも私は泣いていた。
「かのん…かのんやっぱりここにいた…」
「森ちゃん…」
「ここうちと花音の思い出の場所だもんね…分かるよ花音が何処にいるかぐらい…」
「私辛かった…だけど…だけどね森ちゃんとひかるっちの事応援するよっ!!」