『そいつは元は矢野組の奴だ。組の金を持って逃げた。 昔話しただろ?』 「コイツの事だったのかよ」 『ハハハ、任せとけ。 理由は知らねぇがオレ達がそいつを殺してやる。早かれ遅かれそいつは死んでる。 あ、そいつに聞いてくれ…どー死にたいかってな』 「いや、親父に任せる。 苦しんで死んでいくようにしてくれ。」 『鬼だな。 お前は…』 そう言ってオレは電話を切った。 「了解だってよ」