桜が咲く頃に…。



キミは…あたしのことを守ってくれた。

キミは…あたしに勇気をくれた。

キミは…あたしに希望をくれた。

キミは…あたしに笑顔をくれた。




キミは…あたしに…。



“命の大切さ”を教えてくれた。





「…グスッ…そ、うちゃん……生まれ変わったらぁ…また、そうちゃんに…恋してもいい?……あたしね…グスッ…そうちゃんが好きだよぉ?…だい…すき…だからぁ…」



溢れ出す涙が止まらない…。



そうちゃんは、もうすぐで…。



あたしの届かない…。

遠い遠い…。


空の上に逝ってしまうんだ…。




あたしは…言えなかった。

そうちゃんに…。




これ以上…。


“頑張れ”とは…。



言えなかったんだ。