桜が咲く頃に…。



もう、この溢れる気持ち。


隠すことはできないと思った。



そうちゃんに分かってもらいたいの。あたしの気持ちを…。



どんな返事が返ってきても…もう怖くないよ。



だってね…。



そうちゃんが、闘ってるから。



あたしも頑張らなきゃって思ったの。




思い切って、告白をしようと決心した。


でも…。


「あたし!そうちゃんのこと…」


そこまで言いかけたら、そうちゃんに止められた。




「それは、今言わないで。俺が病気を克服して、退院したら…俺から言うから」



そうちゃんは、言った。