桜が咲く頃に…。



そして…好きになったのが…。


そうちゃんだった。




どこまでも真っ直ぐで、どこまでも優しくて、どこまでも意地っ張りな、そうちゃんに。



あたしは、恋をしていたんだ。




理由なんかない。




ただ、その真っ直ぐのキミに…。



惹かれていたんだ…。






それなのに…、それなのに…。



どうして…神様は、そうちゃんを奪おうとするの?



あたしが、その残酷な知らせを聞くまで…そんなに時間はかからなかった。


すぐのことだったんだ。


そうちゃんと、少し話して…一週間くらいが経ったことだった。