高校2年生になった頃だった。
だんだんと、本当に…お互いに話さなくなっていた。
そうちゃんと同じクラスで…顔を合わせることは多かった。
だけど…話すことはなかった。
そうちゃんと目が合うと…。
必ず…そうちゃんから、目を逸らされる。
まぁ、当たり前かとは思っていた。
だって…。
あたしが悪いから…。
そうちゃんは、…どんどん…あたしから離れていく。
これでいいんだ。
これで…あたしは、そうちゃんのことを忘れることができる。
そう思ってた。
だけど…そうちゃんに対する想いは…強くなる一方だった。
一度、好きになったら…忘れることなんてできないの…。