「凄く、カッコイイ人よ。…はるちゃん?あなたも、素敵な恋をしてね?…おじいちゃんとおばあちゃんのように…」

「…すてきな…こ、い?」

「まだ難しいかもしれないわね。…自分のことを守ってくれる素敵な人に出会って…恋をすることよ…」

「…はるなを…守ってくれる人?」

「ええ。素敵な人に出会って、その人のことを…大切に想ってあげるのよ?」

「…?…」





「おばあちゃんが、ちゃーんと見ててあげるからね?」







そして…。

おばあちゃんは、あたしが…小学三年生の頃に…。

老衰で亡くなった。