何でだろうね?



自分でも、何がしたかったのか分からなかった。



そうちゃん、本当にごめんね…。



あたし…わがままだから、そうちゃんのこと…いっぱい傷つけた。




本当は、そうちゃんのことを一番に想っていたのに…。


あたしは、傷つけることしかできなかった。



そうやって、お互いに…距離を置いていたら…。



あたしの知らない、そうちゃんの姿が目に映った。




あたしの知らない、そうちゃんの笑顔。

あたしの知らない、そうちゃんの怒った顔。

あたしの知らない、そうちゃんの落ち込んでいる顔。



あたしなんかより、他の誰かと、居る方が凄く楽しそうだった。

それでね…嫉妬したんだ。


あたしが、そうちゃんの幼馴染なのに。

あたしが、一番そうちゃんのことを知ってるのに。