恋って何だろう。
誰かを好きになるなんて…思ってもみなかった。
あたしは…どんどん、惹かれていったの。
太陽のような、キラキラした笑顔で…キミは、あたしに手を差し伸べてくれたの。
小さい頃から、キミとはいつも一緒だったね。
“そうちゃん!”
あたしは、キミのことを…そう呼んでいたよね。
意地っ張りな、そうちゃんは、いつも…あたしを平気で置いてきぼりにする。
だけど…。
そうちゃんは、必ず…迎えに来てくれたの。
だから…どんなに自分のペースで進んで行っても、また逆戻りをして。
あたしのことを迎えにきてくれると思ってた。
だけど…。
そうちゃんは、本当に…あたしを置いてきぼりした。
どんなに探しても。
ここに、そうちゃんの存在はない。


