完全に行き場を無くしてしまった結衣は、行く当てなく再び歩き始めた。




すると、結衣の前に1匹の猫が現れた。




その猫は、車に引かれそうになるが結衣は間一髪で助けた。



すると、一人の女の子が走ってきた。




その女の子は、6歳の結衣だった。




「あっ、さっきのお姉さんだ。お姉さんが、ハナを助けてくれたの?。どうもありがとう」




「うん、可愛い猫だね」



結衣の脳裏に昔の記憶が蘇り、ハナは事故で死んだことを思い出したのだった。




結衣は、過去を変えてしまったんだと思った。



「お姉さん、良かったらウチに来ない? ハナを助けてくれた、お礼がしたいの。ねぇ、良いでしょ」