結衣は家に帰ろうとして、いつも通りに、家路に向かって歩いていた。
いつもと同じ道を歩いてるはずなのに、結衣は、いつもと何かが違う気がしてならなかった。
でも何が違うのかは、よく分からなかった。
そんな時だった。
結衣は、衝撃の光景を目撃してしまった。
道路で遊んでいる子供が、6歳の自分の姿があった。
『えっ! どういうこと?私……10年前にタイムスリップしたの? どうしよう………。私の帰る場所がないよ――』
どうしたら、いいのか分からなくなった結衣は、近くの公園に入りブランコに座った。
この公園は、5年前に無くなり今はマンションが建っている。
2009年の世界では…………。

