神山結衣、16歳。



あの時、約束した年齢になった。



約束を守りあの手紙の封はまだ開けていない。



あの3日間のことは、今でも忘れていないよ。







唯花お姉さん、元気にしてますか。



あなたが突然居なくなったことが、凄く悲しかったです。



でも、お母さんに慰めてもらい立ち直りました。



だけど、今ならあなたのとった行動が少しだけ理解出来ます。



顔を見ると、別れが辛くなるからだったんですね。



また、あなたに会いたいなって思います。



あなたは、私と彰兄さんの命の恩人だから。