16歳の結衣は、学校へ行くことも出来ないから、家事の手伝いをすることにした。



料理・洗濯・掃除は、ここでお世話になる間はやる事を申し出た。



きっと、本当の事を話しても、お母さんも6歳の結衣も信じてくれるはずがないと分かっているから、黙っていることにした。



だから、元の世界に帰れるまでは今の嘘を貫き通すしかないと思った。



お母さんも、近所のスーパーで短時間のパート勤務をしている。