憲次は自責の年に駆られ必死に結衣の両親に謝罪するるが、逆に結衣の両親から慰められた。
「憲次くん、自分を責めないでね。結衣の事故は憲次くんのせいじゃないから。信号無視した、トラックの運転手なんだから」
「でも…………俺が結衣を家まで送っていたらって思うと――」
「そんな事言わないで。憲次くんは悪くないんだから……憲次くんが責任を感じる必要はないのよ」
「分かりました」
「私達は、憲次くんが結衣のことを忘れないでいてくれるだけでいいから」
「はい、結衣のことは絶対に忘れません」
憲次は、結衣の両親に絶対に結衣の存在を忘れない事を誓った。

