『で、麻子が言いたい事ってなんだよ?俺実はそっちの方が気になってるんだよね。』






わたしって変な時に変な風邪を引きやすいんだよね。
今回もまた、変な病気にかかっちゃったよ。




「いーよ、わたしの話はつまんないし。それより、拓哉の結婚の話しのほうが聞きたい。」



ぽろぽろっ


ほら、涙腺までぶっ壊れてきちゃったみたい。



『麻子?どうしたの?
俺の方が早く結婚したのがそんなに悔しいー?
じゃあ、今日は特別麻子の分は奢ってあげる。
だからほら、泣き止んで?』



はやく。はやくとまれ涙。




「ほんと?!泣いてみてラッキー!たくさん食べよーっと!!」


『あ、こら嘘泣きかよ!卑怯もの!びっくりさせやがって。』





「わたし嘘泣き得意なんだ~。」



ぐす…