『麻子、近い・・・。』 「あんたが来いって言ったん、んん‼」 喋っている途中だったのに、拓哉の唇のせいで わたしは喋れなくなる。 酔っ払って熱い、拓哉の唇から冷たい水がわたしに送りこまれる。 熱い・・・。 そういえば、わたし、風邪ひいてるんだった。 今日はだめだ。 なんだかやる気になってしまっている拓哉を止めようとする。