「何か食べたいものある?何でも言って………?」 「何でもいい………」 「じゃあ、何か作ってくるね………」 先生がどこかに向かおうとした。 先生………。 どこに行くの………? 行かないで………傍に居て………。 「行かないで………」 ―――ガシッ 気づいた時には先生の腕を掴んでいた。 「えっ!?」 傍に居てよ………。 少しでもいいから………。 どうしてこんなにも甘えん坊のような態度をとってしまったんだろう………。 きっと………熱のせいだよね………。