どうして………?
どうして、先生はキスをしたの………?
彼女いるのに………。
先生にはお姉ちゃんがいる………。
だから、私の入る隙間なんてこれっぽっちもないのに………。
なのに………貴方はどうして?
折角忘れようとした気持ちを忘れさせてくれないの………?
そう思うと涙が溢れてきた。
今日は泣いてばっかりいる………。
「先生!やめて下さい!」
私は大声で怒鳴った。
「えっ………?」
そんな私に先生はとても驚いている。
まさか……私がいきなりこんなに怒鳴るとは思わなかったのだろう。
「私を誘惑しないで!」
「……誘惑?」
「そうよ!フェロモンただ漏れで、そんな声出して!完璧誘惑してるじゃない!」
「ど……どうしたんだ?頭でも打ったか?それともさっきのキスで頭やられたか?」
そう言って、先生は真剣に心配し始めた。

