結局、私達は距離を置いたままだった。 ………呆気なかった。 お姉ちゃんが家にいると思うとあまりの気まずさに辛いと思う時もあったのに………。 ―――ポタッポタッ さっきから、生暖かいものが頬を伝って、床に落ちていく。 それは何度拭っても、拭いきれない。 お姉ちゃんが居ないこの空っぽになった部屋を見て、こんなにも悲しさが溢れるなんて………。 今でも私、お姉ちゃんのこと……… 本当は好きだったんだ………。 今では、こんなにもお姉ちゃんが「綾子………」って私を呼ぶ声が懐かしく感じるんだ。