「どーぞ。」
「お、おじゃましますっ」
ついに、ついにこの日が来てしまった・・・!
なんと、祝!初めての里山家!
あ~、ドキドキするなぁ・・・。
「親、いないから。俺の部屋で待ってて。この階段上がってすぐ右の部屋。」
「うん。」
あたしは言われた通り、悠斗くんの部屋で待った。
悠斗くんの部屋は、必要最低限のものしかなくて、あんまり生活感がなかった。
でも、片付いててスッキリしてる。
大人だなぁ・・・。
あたしはつくづく悠斗くんに感心した。
「お待たせ。」
悠斗くんはお茶の入ったコップを持って来てくれた。
「ありがとう。」
「ん。」
あたしはお茶をコクンと一口飲むと、悠斗くんをチラッと見た。
悠斗くんは、なんだかそわそわしてて、落ち着かない雰囲気だった。
どうしたのかな・・・?
「悠斗くん、どしたの?」
「・・・あのさ、瑞樹。」
悠斗くんは真剣な顔つきであたしを見た。
「うん?」
「・・・俺、瑞樹の全部が欲しい・・・///」
真っ赤になりながらそう言った悠斗くんに、あたしが赤面してしまった。
それって、そう言う事だよね・・・?
どうしよう・・・。
心の準備がッ!

