冷たい彼氏






「はぁ~、楽しかったぁ♥」


あたし達は、閉館時間になるまで水族館を満喫した。

今日は本当に楽しかった。



「瑞樹。」

ドキン!とまた心臓が鳴る。


今日のイルカショーの時から、ずっと“瑞樹”って呼んでくれているのが嬉しくてたまらない。


「俺の家、ここから近いから、寄ってく?」

「い、いいの!?」

嘘!?
悠斗くんの家に・・・!?


今日は本当に幸せ。


「行きたい!」

「ん。」

あたしに優しい笑顔を向けて、悠斗くんが歩き出した。


あたしは、勇気を出して悠斗くんの手に自分の手を滑り込ませる。

「瑞樹・・・?」

「あ、あの・・・手、繋ぎたいなって思って・・・///」


真っ赤になってるあたしを見て、悠斗くんはちょっと笑うとあたしのおでこにキスをした。

「キス、したいなって思って。」

悪戯っぽく笑う悠斗くんに、またもや心臓は大忙しだった。