あのあと、まこちゃんは騒がないようにとわたしに念押しして
先に帰って行った。



ケーキを落としそうになったお詫びにとフルーツタルトを奢って。






まこちゃんは優しすぎるんだよな・・・
落としてないんだから、奢ってくれなくていいのに。





紅茶をおかわりしながらゆっくり食べていたら
まこちゃんと会った時間が遅かっただけに、閉店時間になってしまった。



「ご馳走様でした。」



『はい、ありがとうございましたー。』