2人が何か話しているけど、
わたしの耳には何も入って来なかった。






「ケーキが無事でよかったあああぁぁ!!!」




『こら!愛子!!あんた拾ってもらったんだからお礼くらいしなさい!』



「ありがとうございます!!ケーキが無駄にならなくてよかった~。あなたはケーキの恩人です!よく見るとガトーショコラに似てますね!」



まこちゃんがこっちを睨んでいる。



『あんたね~もう少し!『いいや、いいですよ。このお店のケーキを大事に食べてもらえて嬉しいです。どうぞ、ごゆっくり。』