それは確かにそうだ。 「はーい。」 「じゃあ先生は職員室戻るから瀬島ももう掃除終わったみたいだし、鍵閉めて戻しておくよ。」 「あっ。ありがとうございます。」 わたしは急いで自分の席にあるスクバを肩に掛けて窓を閉め、教室を出た。 先生にさようなら、と言ってひとまず図書館へ向かった。