河崎が友達と教室を出るのを見届けて陽菜乃を探した。
「あれ…?」
陽菜乃がいない。
今朝大々的に掃除当番がわたしたちに変えられたせいで掃除当番の子もいないので教室にはまばらにしか人がいない。
後ろの方でおしゃべりしてる子に尋ねる。
「ねぇ、陽菜乃知らない?」
彼女らは顔を見合わせてわたしに衝撃的事実を告げた。
「陽菜乃?陽菜乃なら、さっきこそこそ出ていってたけど…。」
「………え。」
思わず体が固まる。
「………陽菜乃〜逃げたなぁ…」
ああ、もう
さっさとやって早く終わらせよう…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…