電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

いったいここはどういう空間なんだ?呼吸が出来るから、宇宙とかどこかの狭間(はざま)とかに飛ばされたわけでもなく、どこかの亜空間とか時空とかに飛ばされたわけでもなさそうだった。
いったい。あの扉の先には何があるのだろう?



ピピピピピ。ピピピピピ。
バーチャフォンの着信音が鳴る。
私、智美のバーチャフォンだ。私は朝から電話が鳴るなんて。
せっかくの3連休の最後の日。ゆくっり寝ていたい。
私は、その電話に出る。うん?お姉ちゃんから?
「はい、もしもし…。お姉ちゃん、今眠たいから急ぎの用事以外は後にして……」
すると、お姉ちゃんこと咲恵子はあわてた様子で、
「急ぎの用事なの!今すぐ、学校前に来てちょうだい!」
「え?学校に!?」
急いで学校に向かう。しかも朝一番に…。
学校に着くと、無数の扉が出現していた。
「なにこれ?扉がいっぱい」
智美が言った。