電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

隠したいから、だから私は
「なにもないよ。なんで決めつけるの?」
って、言った。そしたら、智美は、
「だって、お姉ちゃんって何かあるときに限って別にって言うから。ちゃーんと良く観察してるんだからね」
って。勉強しないでどこ見てるのか?大変な妹を持った感じ。そういえば美希ちゃんも大変じゃないかな?って人の事を心配しちゃっていた。
「変なところ観察しないの!ところでもう夏休み?」
「ううん。夏休みは3連休終わって2日間学校行った後」
「そう」
夕日が沈み始め、私たち2人の影が伸びていく。影というものは面白いものかも。太陽の光の角度によって変わっていくから。私も影のように自由自在に出来たらいいのにって思う。
「ねえ、美希ってば、今日、地元に帰るんだっていいな。今度行くって約束したのに」
智美が悔しそうに言っていた。でも私は、
「でも、美希ちゃんって夏休みにって言ってたんでしょ。