電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

すると、カレーを食べ終わった愛海ちゃんが、ちょっと落ち着いた感じで、
「だってさ、忠が入院だなんてさ可哀そうじゃない?健輔達は何にもケガとかしてないのに。ヒドイなって……」
私も知ったのも意外と最近だけど。忠君だけが大ケガになり、一緒にいた健輔君達は一足先に逃げていたという。

「でも、本人の証言だと……」
って、私が言おうとした時、
「もうさ、忘れよう。こんな話。結局、仲間だった人まで見捨てるんだよ、そういう人って」
結局、その後も、一切そんな話はしなかった。


――――放課後。
私は歩道橋のところにいた。商店街のところへ入る前に、大きな道路をかける歩道橋がある。私はこの悟州都街を眺めていた。なんか都会って難しい町なのかな。田舎のほうがずれているのかな。車の通りもすごい数だし、眺めれ眺めるほど、分からなくなってくる。