電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

「落ち着いてください。今全力体制で調べているんですが、何か恐怖にあったみたいで、手のつけどころがないんです」
「病名は?このままだと忠が……」
「大丈夫です。命にまではいたら二と思いますが、ただ…」
「ただ?」
お父さんとお母さんが声をそろえて言った。
「もしかしたら、記憶を無くしてしまう可能性があります。多分ですが、私が見たところによれば、アバードショックと呼ばれる瞬間記憶消失という現象に似ているところが多々あります。このままだと、命は助かっても大幅な記憶を無くしてしまうでしょう」
「そんな……忠」
お母さんは忠君のそばで泣き崩れる。お父さんも忠君の手を握って……。


それから1週間後、忠君は大やけどを負ってしまし、記憶は消失しなかったが、2カ月の入院するそうです。体にも負傷していて、元気になるにも時間がかかるとのこと。それを愛子先生はとてもつらそうな顔をして言った。