電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

「え、お姉ちゃん!なんで?今日確か出張だったんじゃ…はっ!」
智美ちゃんは、口を手で押さえる。
「え、もしかして智美ちゃん、お姉ちゃんがいない時をねらったの?」
咲恵子さんが言った。
「え、もしかして美希ちゃんに言ってなかったの?」
私は言った。
「それで、どうして出張から?」
「うん?電車が事故ってね。なんかもう使われていない電気発電所から火災が発生して、それが、電柱の電線を燃やし切っちゃったって。それで、
電車が動かなくなって……」
「え、電気発電所が!!」
咲恵子さんが言ったあと、智美ちゃんが言った。
「電気発電所って今は使われていないんですか?」
私は咲恵子さんに聞いた。
「そうね、最近使われなくなったかも。今じゃあ、発電所じゃなくてソーラー発電だからね。太陽光で発電してるの。あ、でも、確か東京とかはまだ、そうなってないって話だったかな?」