電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

……みたい?


―――そのころ、健輔たちは、電気発電所に来ていた。私も詳しくは知らないけれど、壊そうって決まったのは意外と、つい最近なんだとか。
今は、私の市役所の潜入の話よりも、健輔君たちの事を話しておこうと思う。


「ここが、電気発電所か…」
宏康が言った。
すると、宏康が、門のフェンスに大きな穴が空いていることに気が付く。
「何か通った穴か?」
「それにしてもさ、どうしてこんなお日様が出ているのに霧が濃いんだ?」
武志が言った。
「それによれば、使わなくなると、時空と空間の間(はざま ※“あいだ”ではありません)が歪(ゆが)んでしまって、電界制御システムが働けなくなる。そうすると、修復しようにもシステムが働かないから、修復できない。それによって、霧。つまり、エヴァームスト(空間霧の事)が発生しやすくなる」